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【第2回 できる!サイト改善PDCA】初心者がやっちゃいけないSEO対策って?おすすめの方法もご紹介【初心者向け】

SEO対策

初めてWebサイト運用をする方向けのこの連載。サイト改善のPDCAを1ステップずつ解説する「できる!サイト改善PDCA」の第2回は、Do編です。

今回のテーマは「SEO対策」。
第1回のPlan編では、アクセス解析でチェックするべき数値と、目標となるCVR(コンバージョンレート)の設定について解説しました。(第1回はこちら
では、目標に近づけるため、たくさんのお客様にサイトを訪問してもらうには、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?

そのために必要不可欠なのが「SEO対策」です。

SEO対策はお客様にサイトを見てもらうチャンスを増やすだけでなく、競合に勝てるサイトに成長させるためのマストともいえます。
今回はそんな「SEO対策」について、基本をお伝えします。

\用語CHECK!/

CVR(コンバージョンレート)って?

サイトを訪問したユーザーが、サイト上で起こす行動のことをコンバージョン(CV)と呼びます。CVの代表的なものは「お問い合わせ」「商品購入」「資料請求」「会員登録」などです。
また、サイトを訪れたユーザー全体に対するCVの割合(=反応率)のことをコンバージョンレート(CVR)と呼びます。

SEO対策って、そもそも何?

SEO対策って、そもそも何?

SEOとは

「SEOってよく聞くけど、実はよくわからないんだよね…」という方もいるのではないでしょうか?

SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで自社のサイトが多く表示されるための対策のことです。

SEOとは

検索エンジンでいくつか単語を入力すると、検索結果の画面には、広告費を払って上位に表示されている「リスティング広告」と、それ以外の検索順位である「オーガニック検索」が表示されます。

ユーザーにとって有益な情報が見つけやすくなるように、検索順位は検索エンジンのアルゴリズムによって評価されており、より評価の高いものが上位に表示される仕組みになっています。

サイトの中身を更新する時は、SEOを意識しよう

実際にサイト分析をやってみると、「お客様の訪問数を増やすために、興味をもってくれそうなページを増やしたい」「今のサイトの一部を修正したい」など、サイトの中で改善したい所が少しずつ出てきているのではないでしょうか?

サイトを改善する時には、ぜひSEO対策を意識してみましょう!
現在、日本で使われている検索エンジンはgoogleとYahoo!の2つが主流です。実はYahoo!の検索エンジンはGoogleのものが使用されているので、実際のSEO対策ではGoogle向けの対策をしておけばよいということになります。

初心者がやっちゃいけないSEO対策って?

初心者がやっちゃいけないSEO対策って?

手動のSEO対策は初心者向けではない

よく知られているものは手動でのSEO対策ですが、知識が必要なうえ、手間がかかります。
Google検索のアルゴリズムは数百もの要素があり、さらにその要素は毎日のようにアップデートされています。また、以前は「被リンクをつける」「文字数が長ければ長いほど評価される」などのSEO対策が有効とされていましたが、今では効果がないと言われている対策もたくさんあります。
つまり、1つ1つについて対策するのは至難の技です。サイト運用初心者にはおすすめできません。

無計画に記事を投稿しまくることは避けよう

やみくもに記事を大量生産することも、避けたほうがベターです。
記事を増やすのはもちろん良いのですが、記事数の増加を一番の目標にしてしまうと、内容がおろそかになりがちです。Googleのアルゴリズムはコピペに厳しい判定を与えます。もし、つい魔がさして他サイトの記事をコピペしてしまった場合、Googleに悪質な記事と判定され、サイト全体の順位も下げられるというペナルティの対象になってしまいます。

良かれと思って記事を大量生産するだけでは検索順位は上がらないのです。労力の割には報われないことが多いため、初心者にはあまり向いていないといえます。

ユーザーファーストの記事づくりを心がけよう!

では、検索順位が上がる記事、つまりSEO的に評価される記事とはどのようなものでしょうか?
覚えておいていただきたいのは、SEO対策の基本はGoogleが基本理念として掲げている、全ては"ユーザーのため“だということ。
つまり、サイト改善の時には、ユーザーのためになるような記事・サイトづくりを意識することが大切だといえるのです。

初心者におすすめのSEO対策は?

初心者におすすめのSEO対策は?

初心者におすすめなのは、「目標キーワードの設定」と「SEOプラグイン」!

サイトを改善し、効果の出るサイトに成長させるまでには長い期間が必要です。地道なサイト改善を初心者が続けていくには、苦手意識を持たない・挫折しない方法が何よりも大切!
はじめから完璧を目指そうとせず、無理なく続けられるSEO対策から始めましょう。

スターティアがおすすめするセオリーは、目標キーワードの設定と、CMSのSEOプラグインを使うことの2ステップです。
次からは、SEOを意識したコンテンツを増やすことを想定して、実際の手順を解説していきます。

目標となるキーワードを設定しよう!

目標となるキーワードを設定しよう!

「Googleキーワードプランナー」を使ってキーワードを調べる

SEOを意識したコンテンツを増やす時には、サイトに合ったキーワードを設定し、それを盛り込んだ良質な記事を作成することが大切です。まず狙うべきキーワードについて調べましょう。
Googleキーワードプランナー」を使うのが便利です。広告配信向けのツールですが、SEO対策にも活用でき、Google広告のアカウントを作成すれば無料で使えます。(Googleキーワードプランナーはこちら

キーワードプランナーでは、あなたの会社のサービスや商品について検索するときに、需要がありそうなキーワードの月間検索ボリュームの目安を把握することができます。 サイトを訪問するユーザーになったつもりで、どんなキーワードで検索するか想像してみましょう。たとえば「水漏れ修理」「ネイルサロン」などの業種はわかりやすいキーワードの例です。そのキーワードの月間の検索回数を把握しましょう。

キーワードの検索数は、多すぎても少なすぎても良くない

「水漏れ修理」「ネイルサロン」など、1単語のみのメジャーなキーワードは、検索回数が数万〜数十万と膨大な数になります。これらの検索ボリュームが大きなキーワードは、ビッグキーワードと呼ばれます。ビッグキーワードでSEO対策をするということは、クォリティの高い競合サイトに勝って検索上位を狙うということ。これから成長させていくサイトにとっては、かなり難しいことです。

逆に、検索数が極端に少ないキーワードを狙うのもおすすめできません。ニッチすぎるキーワードは、確かに検索上位に表示されるかもしれませんが、そもそも検索する人が少なすぎるので効果が出にくいのです。

おすすめは「キーワード」と「サブキーワード」の組み合わせ

ビッグキーワード単体を狙うのではなく、検索数の少ないキーワード(サブキーワード)をいくつか組み合わせるのがおすすめです。たとえば「エアコンクリーニング」に「地名」や「季節」を組み合わせるなど。「即日」「熟練スタッフ」など、サービスに関連するキーワードもおすすめです。サブキーワードは広く浅くカバーするのではなく、サイトに合うものに絞るのがポイントです。

ビッグキーワードにサブキーワードを組み合わせると、検索上位が狙いやすくなり、アクセス数を増やすことができます。さらに、ターゲットと合致するユーザーにサイトを見つけてもらいやすくなります。

\キーワード設定のPOINT/

目標キーワードとサブキーワードを決める

キーワードの検索ボリュームは、多すぎず、少なすぎないものがよい

サブキーワードはサイトに合うもの数個に絞る

CMSのSEO対策機能を使ってみよう!

CMSのSEO対策機能を使ってみよう!

目標とするキーワードとサブキーワードが決まったら、記事を作成します。記事の公開前には、「検索表示設定」を必ず行いましょう!

検索表示設定は、SEO対策の基礎であり必須の項目です。記事やページをたくさん追加しても、この基礎の部分がしっかり対策されていないと、検索エンジンでの評価を受けにくくなってしまいます。

ここでは、ユーザー数の多いCMSであるWordPressとBlueMonkeyでの、検索表示設定のやり方を解説します。

【WordPressの場合】①All in One SEOプラグインを導入する

Word PressプラグインAll in One SEO詳細ページ 

WordPressは多くのサイトで使われているCMSです。WordPressには多くのプラグインがあり、その1つにSEO対策ができる「All in One SEO」があります。基本的な機能は無料で使うことができます。

【WordPressの場合】②投稿画面で「AIOSEO設定」を行う

All in One SEOにはたくさんの機能があり、全てを使いこなすには知識と経験が必要です。初心者の方にまず使ってほしいのが、投稿画面での「AIOSEO設定」という項目。

メタ説明(メタディスクリプション)

記事のタイトルとメタ説明(メタディスクリプション)は、ユーザーがサイトをクリックするための重要な判断材料です。
ところが、デフォルトで投稿した場合、メタ説明は自動で生成されたものとなるため、対策すべきキーワードが盛り込めているとは限りません。必ずチェックして、キーワードを含めた説明になるように手動で変更します。

【WordPressの場合】③記事の「SEO評価」を確認する

All in One SEOが記事を評価したスコア(点数)

記事を公開する前に、投稿画面の右のメニューで記事のSEO評価をチェックします。All in One SEOが記事を評価したスコア(点数)が右上に表示されているはずです。

この部分をクリックすれば、どこを改善すればいいかがわかるようになっています。この点数が100点に近いほどSEO的に評価されるだと一般的に言われていますが、あまり点数にこだわる必要はありません。
きちんとキーワード設定がしてあって、ユーザーに有益な内容が書かれていることのほうが、ずっと大切です。どうしても気になる項目があるならば、「×」がついている箇所を修正すればOK、と覚えておきましょう。

【BlueMonkeyの場合】「個別設定」をフル活用する

BlueMonkeyの場合、ページごとの「タイトル」「メタディスクリプション」「キーワード」の設定は、WordPressよりも簡単に行えます。

Blue Monkey 個別設定画面

「ページ設定を変更する」画面の「個別設定」を開くと、「タイトル」「キーワード」「メタディスクリプション」を一括で設定できます。それぞれ手動で入力しましょう。

狙いたいキーワードは「個別ページキーワード」にまとめて入力すれば良いので手軽です。カンマで区切って入力するだけで、ページの重要なワードを検索エンジンに対して示すことができます。この時、キーワードは大量に入れず、5個程度に抑えるのがポイントです。

BlueMonkeyの場合、「個別設定」は標準搭載されている機能のひとつです。プラグインを導入したり、事前の複雑な設定などは不要なので、初心者には特におすすめです。
BlueMonkeyについてはこちらから

まとめ

SEO対策の基本について解説しました。
集客につながるサイトに改善するためにSEO対策はマストですが、無理のしすぎやがんばりすぎは禁物です。

ポイントだけ押さえて対策をすれば、成果はきちんと出るものです。CMSのSEO対策ツールを活用して、効率よくSEO対策を行いましょう!
次回の「Check編」では、SEO対策を施したサイトの振り返り方について解説します。お楽しみに!

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