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コラム

台湾人観光客の団体旅行から個人旅行(FIT)への急速な変化

香港や韓国などの中国圏の訪日観光客は、以前から団体旅行から個人旅行(FIT)へシフトしていましたが、台湾は団体ツアーが多い状態が続いていました。

しかし昨今、台湾でも急速に個人旅行(FIT)へとスタイルが変化しています。その現状を見ていきましょう。

「FITとは?」

FITとは個人旅行(Foreign Individual Tour)の略称です。

団体旅行やパッケージツアーなどを利用せず、個人で海外へ旅行に行くことを指します。
海外旅行への経験者が増えてきた今、自由に行動のできる旅行への需要が高まり、世界的にFIT化が進んでいます。

また、観光旅行に限らず仕事として業務や海外駐在、家族、知人への訪問をする人が増えたことも、FIT化が増えた一因と考えられます

台湾は団体旅行が多かった理由

①キーエージェント制による低価格化

台湾にはキーエージェント制というものがあります。
・各航空会社が自社に友好的な旅行会社を20~30社程度でグループ化
・グループへ優先的にチケットを割り当てる
・チャーター便の航空座席を旅行会社に買取ってもらう「座席買取り制度」を制定

座席買取り制度」ではチケットを売り切らないと旅行会社に罰金が生じてしまうため、多くの旅行会社は、チケットを一気に売りさばける団体旅行をメインに売り出していました。

期限が近づくと、各旅行会社が価格を競い合い叩き売りをする傾向があり、台湾の一般市民もこの制度を知っているため、安くなるまで購入を待つ事態が続いていました。
これにより格安で日本へ行ける環境が続き、団体旅行が主流となっていました。

②グループで過ごす休日が多い

台湾人は家族や親族、親しい友人と休日を過ごすことが多い国民です。
また中高年層で安定した団体旅行需要がある、旅行手配の手間が省ける、といった理由から団体旅行への需要は高くありました。

なぜ個人旅行(FIT)へシフト?

理由①コスト

日本での滞在コストが上昇し、これにより団体旅行への価格も上がりました。
団体旅行で抑えられていた旅費も個人旅行と変わらなくなってきたことが要因と考えられます。

理由②LCCの参入

2012年以降LCCが台湾でも次々に参入され、安い航空券が手に入るようになりました。
主にピーチアビエーションバニラエアジェットスターアジアなどが挙げられます。

理由③宿泊ホテルをネット予約できる環境に

日本のホテル予約サイトが気軽に使えるため、個人で宿泊先を手配することが容易になったと言えます。

FIT化に対応する台湾旅行会社

今まで多くの団体旅行を取扱ってきた旅行会社は、このFIT化により今までとは違った戦略を取らざるを得ない状況になっています。

大手旅行会社はFIT化の部署を立ち上げるなどして対策を練っています。
また、個人では行きにくいような場所(東北地方など)のツアーは引き続き強化していく、台湾人が喜びそうな体験ができるツアーを組むなど、更なる対策を考えているようです

最後に

FIT化が進むことで、より自由に旅行を楽しむことができるので、これからも台湾のFIT化は進むと考えられています。

団体旅行では食事の場所や観光先で不自由なく過ごしていた点も、個人旅行では、言葉の面や交通マナーなどで不自由に感じることが多く出てくることが考えられます。

今後、より訪日台湾人観光客へ向けたインバウンド化が早急に必要になってくることは間違いないでしょう。
また、個人では旅行しにくい観光地においては、旅行会社と連携することで個人旅行とは差別化した、魅力的な内容を提供することができるかもしれません。

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